自動車学校に通おうと思っている方で「技能検定って何?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
このページでは「技能検定とは何か?」と自動車学校で普通車免許の技能検定を受ける前に知っておきたい事を解説したいと思います。
技能検定を受ける前に知っておくことで本番の際にも焦らずに運転することができると思いますよ!
技能検定とは
自動車学校における技能検定とは「修了検定」と「卒業検定」があります。
どちらも運転の試験になります。
助手席には「技能検定員」が同乗し、後部座席にもう一人が同乗することになります。
※「技能検定員」とは技能検定の試験官となる人です。技能教習を行う「教習指導員」とは異なる国家資格であり、両方の資格を持っている教官もいます。
修了検定
修了検定って何?
「修了検定」とは一段階の運転試験で、自動車学校内を走行します。
合格すると仮免学科試験を受けることができるようになります。
合格時に「修了証明書」という書類を発行するのですが、基本的に教習生の方が見る事はありません。
「修了証明書」は仮免学科試験を受けることができる証明書であり、有効期限は3ヶ月となります。
ですので修了検定に合格してからは3ヶ月以内に仮免学科試験に合格をしないといけません。
期限内に合格ができなくて修了証明書の有効期限を切らしてしまった場合は、もう一度修了検定から受けなおさないといけなくなりますのでご注意ください。
修了検定の合格基準
修了検定の合格基準は100点からの減点方式で70点以上で合格となります。
例えば合図の出し忘れ、ふらつき、寄せれない等の現象が発生するとドンドン減点されていきます。
詳しい減点数は言えないのですが、1点や2点の減点はありませんのでミスはなるべく少なくしましょう。
失格行為
失格行為とは現象が発生した時点で検定が失格となって不合格が確定する事を言います。
検定開始前の説明にて失格の現象については説明がありますのでよく聞いておきましょう。
卒業検定
卒業検定って何?
「卒業検定」とは二段回階の運転試験で、合格をすると「卒業証明書」を発行してもらって自動車学校は卒業となります。
「卒業証明書」は運転免許試験場の本免学科試験を受けるために必要な重要な書類なので絶対に無くさないように注意してください。
「卒業証明書」の有効期限は発行から1年となりますので、その期間の間に本免学科試験に合格をして免許を取得しなければなりません。
卒業証明書の有効期限を切らしてしまった場合は仮免許証の有効期限も切れているはず(期限は6ヶ月)なので自動車学校に通っていたこと自体が全て無駄になると言うことです。
卒業検定の合格基準
卒業検定の合格基準は100点からの減点方式で70点以上で合格となります。
卒業検定は路上の運転と所内課題を行います。
所内課題は下記の3つのうちからどれか一つを行います
- 縦列駐車
- 方向変換の左バック
- 方向変換の右バック
採点に関しては、同じ現象でも修了検定に比べて減点数が高くなっており、所内には無かった減点項目や失格行為が増えています。
路上でミスが発生すると言う事は、「免許取得後に事故になる危険性がある」ということなので採点も厳しくなっています。
失格行為
卒業検定にも多くの失格行為がありますが、隣に乗車している技能検定員が「危険だ」と判断をした時点で先にブレーキを踏まれるかハンドルを取られます。
検定開始前の説明にて失格の現象については説明がありますのでよく聞いておきましょう。
補修教習
修了検定・卒業検定に不合格となってしまった場合は1時間以上の技能を受けないと次の検定を受けることができません。
基本的には技能の最後の時間(みきわめ)で運転技量が水準に到達しているかを確認してふるいにかけているので1時間受ければ充分なはずですが、不安な場合は何回も練習してもらって大丈夫です。
補修教習では検定で失格になった現象を意識して練習しましょう。例えば車線変更時に後車妨害をして失格になったのなら安全に車線変更をできるように練習してください。
自信がついたところで検定を再チャレンジ!次こそは合格できるはずです!
まとめ
修了検定
- 所内のテストで、合格すると仮免学科試験が受けれる
- 合格から3ヶ月以内に仮免学科試験に合格しないと修了検定を受けなおしとなる
- 100点から減点方式、70点以上で合格
卒業検定
- 路上と所内課題のテストで、合格すると自動車学校は卒業で本免学科試験を受けれる
- 合格から1年以内に本免学科試験に合格しないと全てが無駄になる
- 100点から減点方式、70点以上で合格
共通
- 失格行為とは発生した時点で検定は不合格となる
- 検定に不合格となった場合は補修教習を受けなければ再チャレンジできない
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