自動車学校の教習に間に合わない！遅刻した場合にどうなるかを解説します。

学科も技能も原則として遅刻はダメ！

教習時間は1時限が50分とする

自動車学校の教習時間は学科も技能も50分を1時限として定めています。
この時間は通学制も合宿制も関係なく全国の自動車学校で同じです。

つまり教習時間の50分が確保できなかったら成立しないということです。

しかし、逆に言えば遅刻をしても50分の時間が確保できていたら成立できるとも言えます。

学科と技能のインターバルについて　

教習の合間にはインターバルがあります。このインターバルとは次の教習の準備期間になります。

技能の場合は車両の移動、学科の場合は教材の準備等を行う時間です。

インターバルは自動車学校によって異なりますが「10分」の学校が多いようです。

教習時間が50分確保できるなら認められる場合がある

ごく短い時間(おおむね5分まで)の遅刻については、前述のインターバルの時間を使って50分を確保できるなら認められる場合があります。

技能は基本的に一人の指導員に対して一人の教習生の授業となりますので、遅刻した時間分をインターバルで延長して成立させることができます。

しかし、学科は一人の指導員に対して大勢の教習生に授業を行うので、遅刻をした人だけに個別で延長することはできません。ですので学科を遅刻した場合は受けることはできません。

遅刻を認めるかは自動車学校によって違う

先ほど技能については50分を確保できるなら成立できる場合があるといいましたが、あくまでこのルールは自動車学校側が認めている場合に限ります。

自動車学校によっては授業開始のチャイムが鳴った時点で来ていなかったら遅刻確定とする学校もあります。

遅刻をすることのデメリット

教習に遅刻をした場合に発生するデメリットは以下の通りになります。

技能の場合はキャンセル料がかかる場合がある

多くの自動車学校では技能教習を無断でキャンセルしないように「キャンセル料」を取っています。
自動車学校によってキャンセル料の発生条件や料金は異なります。

キャンセル料は1,000円～5,000円程度の自動車学校が多いようです。
トラブルになりやすい部分なので入校前に必ず確認をしておきましょう。

また、体調不良や交通渋滞などの理由の場合もあると思いますので、遅れる

学科の場合は次に受けれるまでの日にちが開く場合がある

学科のスケジュールは自動車学校ごとによって異なります。
遅刻してしまった学科の授業を受けようと思ったら次に受けることができるのが1週間後だった…なんてこともあります。

自動車学校を早く卒業するには学科のスケジュール管理が大切なので、遅れてしまうということは試験や卒業の日程も延びてしまう可能性があるということです。

遅刻が多い場合は自動車学校からの印象が悪くなる

無断キャンセルは自動車学校側からすれば非常に困るものです。

技能の予約をしているということは、その時間の教習車と指導員を押さえているということです。
本来なら技能を行っている時間なのに、その無断キャンセルによって指導員も教習車も無駄な時間ができてしまいます。

早めにキャンセルの連絡をしてくれていたら他の教習生に乗ってもらうことができますが、予約が入っている場合は開始時間ギリギリまで待たないといけないのでそれもできません。

当然ですが無断キャンセルが多い教習生は職員間で有名になります。

教習生側からすれば「キャンセル料を払ってるから問題ないでしょう」と思われがちですが、自動車学校側からすれば全く元が取れていません。

まとめ