このページでは、自動車の免許を取る時にAT免許かMT免許のどちらにしようかを悩んでいる方に向けて、なるべく簡単に解説をします。
この解説を読んだら自分がMT免許を取るかAT免許を取るかを迷わなくなりますので最後までご覧ください。
結論
最初に結論からお伝えします。
- 仕事で必要だったりスポーツカーが好きな方はMT免許
- 特にこだわりや必要性がないのならAT免許
この考え方で問題ありません。
また、男性でAT免許を取るのが恥ずかしいと考えている方もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。
必要もないのに周りの意見に流されてなんとなくMT免許を取る方が時間も労力もお金ももったいないのではないでしょうか。
「でもMT車を乗らないといけなくなったらどうするの?」という意見もありますが、その場合はAT限定解除を行えばOKです。
AT限定解除とは、AT限定自動車免許の方が技能4時間を受けた後に技能試験(審査)に合格することでMT車も乗ることができるようになることを言います。
たったの4時間なので1日2時間ずつ技能を受ければ2日+技能審査1日で終わります。
そもそもMT車とAT車ってなに?
普通自動車の免許を取ろうとする場合には「普通自動車免許」と「AT限定普通自動車免許」の2種類があります。
普通自動車免許のことを通称「MT(マニュアルトランスミッション)車」、AT限定普通自動車免許のことを通称「AT(オートマチックトランスミッション)車」といいます。
MT車の免許を取るとMT車とAT車の両方の車に乗ることができますが、AT車の免許はAT車にしか乗ることができません。
近年は日本国内で販売されている車はAT車が主流であり、MT車を用意している車種が少ないです。
MT車とAT車のちがいは何?
MT車とAT車の違いはギアチェンジの時の操作を自分で行うか、車が自動的に行ってくれるかの違いになります。
ギアとは歯車のことであり、歯車の大きさによって力や回転の速さが変わります。
この歯車を状況に合わせて自分で選択しなければならないのがMT車の難しい部分になります。
AT車がアクセルペダルとブレーキペダルの2つに対して、MT車の場合はさらにクラッチというペダルがあります。
このクラッチペダルはギアチチェンジをする際や発進停止をする際に使うのですが、操作ミスをするとエンジンが止まってしまいます。このことをエンスト(エンジンストール)といいます。
免許をこれから取ろうとしているかたは、正直よくわからない方がほとんどだと思いますが、一言でいうとMT車は難しいということです(笑)
教習所に通うときの違い
MT車の方が操作が複雑なので技能の時間数が3時限分多くなります。
MT車の技能時間数
1段階 | 2段階 | 合計 |
15時限 | 19時限 | 34時限 |
AT車の技能時間数
1段階 | 2段階 | 合計 |
12時限 | 19時限 | 31時限 |
料金
教習所によりますが、MT車の方が3時限分多くなるのでその分の料金が増えます。
途中変更
MT免許で入校した方が、難しい等の理由により途中でAT免許に変更することは可能です。
しかし、途中変更する場合は変更手数料がかかる自動車学校が多いので注意が必要です。
逆にAT免許で入校した方が途中でMT免許に変更することはできません。
どっちの入校が多い?
これも教習所によると思いますが、私の働いている自動車学校ではAT車の免許を取る方が多いです。
男性でもAT車を取る方が多くなっていますが、女性でMT車を取る方は少ないからです。
まとめ
- 仕事で必要だったりスポーツカーが好きな方はMT免許
- 特にこだわりや必要性がないのならAT免許
- AT免許取得後にMT車に乗る必要が出てきたら限定解除する
- 技能の時間数がMT車の方が3時間多くて料金もその分高い
- MT免許で入校しても途中でAT免許にすることができる
- 好きな車種があってもAT車のみでMT車がない場合が多い
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